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2012年7月29日

冬場に多い家庭内での中毒について

日頃、使用している家庭用品には、多くの化学物質が含まれており、中毒を引き起こす可能性があります。
例えば、洗剤・漂白剤・除湿剤・保冷剤・殺虫剤・園芸用肥料・風邪薬・睡眠薬など・・・。これらの物を採食したことが間違いない場合は、まず病院に連絡してから家庭でできる以下の処置をしてください。

①薬・毒物を飲みこんだ場合・・・取り込んだ毒物が胃内にある場合は、第一に催吐剤を投与して嘔吐させ、吐き出させます。自宅にある物としてはトコンシロップ(犬・・・大さじ1杯、猫・・・2~6ml)、オキシドール(犬で1杯)、食塩(茶さじ1杯)を投与します。但し、催吐剤を使用してはいけない場合として、石油系・アルカリ性剤など、口腔粘膜を傷つけやすい物。また意識がはっきりしていない場合は、誤嚥しやすいので使用しないこと。
②毒物が皮膚に付いた場合・・・石鹸で皮膚をよく洗った後、ぬるま湯で10~15分間洗水で流す。
③毒物が目に入った場合・・・ただちに流水で洗眼し、その後、ぬるま湯で15分洗浄してください。

これらのことを家庭で行っても状態が改善しない場合は、動物病院にて処置を受けてください。その場合、毒物の入っていた袋や商品名、成分名がわかれば、より正しい処置が出来ますのでお持ちください。